【トラブル】歯医者で間一髪な話。【待ちガイル編】

鬼崎の話
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前回までのあらすじ。(脳内cv.立木文彦さんでお願いするぞ)

友人と歯のマンガの話をし、なんだか自身の歯が気になり始めた鬼崎。意を決し、口の中を覗く鬼崎が目にしたのは、まるでドラクエ1のドムドーラの様に無残な様相を呈した自身の歯だった。

事を重く見た鬼崎は、以前通っていた歯科医の元を訪れるが…

詳細は【旅立ち編】へ。

そんなこんなで診察日。受付に行くと、前回より半年以上空いているため問診票を書くように言われた。

これは丁度良いと思い、早速問診票の「気になる所」欄に親知らずの事を記入するわし。

その後すぐ治療前の面談のようなものを受けたのじゃが、そこでもまた気になる所を聞かれた。

そんな訳で、今度は口で親知らずのことを伝えたぞよ( ˘ω˘ )

そしていよいよ診察室へ……

とはいえ今回は初心扱いじゃから、簡単なチェックして今後の治療方針を説明されて終わりじゃろう……そう思いながら治療室へ向かう。

案の定先生は、歯と歯茎のチェックをしたのち……虫歯の規模、歯石が溜まってきていること、親知らずの位置を説明し、去っていった。

去り際に、近くの歯科衛生士さんに指示を与えておったのう(・ω・)

さて、そんな訳で次回から治療……



となるはずだったのじゃが。

この後に受けた説明が異質でのう。

ここで少し、わしが歯医者さんに来た理由をおさらいしてみるぞよ(・ω・)

気になる順に、

  • ①親知らず
  • ②虫歯
  • ③歯石

なわけじゃ。特に①に関して、

  • すぐ抜いたほうがいいのか?
  • 抜く場合、このクリニックで抜けるのか?

まずそこが気になるところじゃからの。再三、親知らずのことは伝えておるし。

ところがその説明は、わしの想像の斜め上を行っておったのじゃ。

歯科衛生士
歯科衛生士

歯石が溜まっていますので綺麗にしていきましょう。ゆくゆくはホワイトニングも視野に入れていけたら、と。歯石ですが、歯全体を6ブロックに分けて行います。上下の奥は4本ずつ、前歯は6本ずつで計6回のお掃除になりますがよろしいですか?

鬼崎
鬼崎

???



いや、親知らずはどうした。

今のところ先生からも、自分で把握しておる程度の情報しか渡されておらんぞ;

抜くのか抜かないのかとか、このクリニックの見解はとか、百歩譲っても虫歯の治療が先ではないのかとか;

一瞬にして疑問が浮かんだが、ぐっとこらえてまず聞いてみよう。親知らずはどうするのか、それが先じゃ。

鬼崎
鬼崎

すいません。親知らずはどうなりますかね?奥歯を圧迫しているせいか、若干歯並びに影響が出ているんですが…

歯科衛生士
歯科衛生士

歯並びは歯石によってもずれますので…

クリーニングなんですが、1本600円が4本ずつと6本ずつ。そこに再診料を合わせた金額になりますが、よろしいですかね?



\(^o^)/オワタ

すでにクリーニングをする前提で話を進められておった。その手には契約書のような紙を持っておる。

ちゅーかわし、お金がどうこうというわけではないからの;なんなら親知らずを抜いた後、そのコース(?)を受けてもいいくらいじゃ。

話を戻そう(・ω・;)

もっとはっきり言わねば分かってもらえんのでは(大概言うとる気がするが)、そう思ったわし。

白黒はっきりするような質問をしてみる。

鬼崎
鬼崎

親知らずは抜かないということですか?

歯科衛生士
歯科衛生士

この親知らずは抜かない方針なので…





いつ方針決まったァァァァァァァァ!

頭の中で銀魂ぎんたまみたいなツッコミを入れるわし。ちなみにその時の顔は困った顔しておったと思う←

思い出せば、先生以外のスタッフの口から「親知らず」という単語を聞いたのは、この日これが初めてじゃったな( ˘ω˘ )

これは最初から、親知らずをスルーするつもりだったのではなかろうか。

わしが質問してきても、撃ち落として契約に話を進めたかったのでは…と邪推じゃすいしてしまうわい。

遠回しに聞いてきたらソ〇ックブーム、距離を一気に詰めようと飛び上がったらサマーソ〇ト……

歯科衛生士さんは、常に後ろ斜め下方向にレバーを入れておったのじゃ。なんのこっちゃ←

以上の経緯いきさつあり、わしは「保留にします」と言って会計を終え帰った。

親知らずは勿論のこと、虫歯治療の話も出てこないのは、流石に不信感しかないわい;

審美歯科を兼ねとるのは分かる、しかし町のお医者さんとしての面も大事にしてほしかったのう。

以前通っていた時は、こんなに感じではなかったのに……残念じゃ( ˘ω˘ )

さて、結局振り出しに戻ったのじゃが……モヤモヤが収まらないわしは、すぐ他の歯医者さんの予約を取ろうと企てる。

するとなんと、30分後から予約の取れるクリニックがあるではないか!!


早速予約を入れ、いそいそと……しかし安全運転で、その場所へ向かったのだった。つづく。

次回予告……新天地を目指す鬼崎。「もしやここも…」と少し不安げに辿り着いたそこは、彼の心の渇きを癒すオアシスのごときクリニックだった。

次回・歯医者で間一髪な話【ばくれつけん】!君は、ときの涙を見る…(脳内cv.小杉十郎太さんでお願いするぞ)



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