悪夢が晴れた日。

鬼崎の話
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この話は前回の記事「子供の頃に見続けた悪夢の話。」の完結編にあたるので、まずはそちらを読んでの( ˘ω˘ )✨

それでは悪夢が晴れた話( ´∀`)

毎年2月、風邪で寝込むと同じ悪夢を見続けていたわし。

じゃが、それは起こった。小学5年の2月のことじゃった。

いつものように風邪で高熱が出て寝込み、数日悪夢が続いておった。

じゃが、最後に見た夢は今まで見た悪夢とはまるで違うものでのう。

それは、言うなれば太陽の神殿。

見た目はギリシャの神殿そのままじゃが、色が金色なのじゃ。

輝く階段を上がるところから突然始まったので、それまで何段上がったのかが分からぬ。

始まり方も、まるで今まで寝ていて起きたらそこにいたような不思議な感じじゃった。

夢の中なのに意識がはっきりした、というのが妥当じゃろうか?

さて、そこから3段上ったあたりで上から手が差しのべられた。

なんだろう、と手の主の方に目をやると…

そこには笑顔を浮かべるおじいさんがおった。頭に冠をかぶり、服は白いローブのようなものを纏っておる。

わしは何故か、温かいものを感じて即座に手を掴んだ。老人は、まるで自分の孫に向けるかのような微笑を浮かべ、ゆっくりとわしの手を引いてくれたのじゃ( ˘ω˘ )

その時、その老人は何かを言っていた気がしたのじゃが聞き取れず、視界が急に乱れてきた。

そのまま目の前が暗くなり、目を覚ますと布団の上。倦怠感はあったものの、思った以上に周りがはっきり見える。

帰ってきたんだなという気がしたのを、今でも思い出すわい( ´∀`)

その夢を見てからというもの、3つの悪夢は見なくなった。勿論、悪夢自体はたまに見るのじゃがの( ´∀`)フォッフォッ

ちなみに階段の上は広いステージのようになっていて、周りには金色の柱が建っていたぞ。本当に金色のギリシャの神殿って感じじゃったな…

さて、この話をするとよく、

それ臨死体験じゃない?」とよく言われるのじゃが、そうするとひとつ不可解な事がある。

普通の臨死体験は、

「亡くなった親族が花畑の向こうで手招きしてて、そっちに行かなかった」

「亡くなった親しい人に、まだこっちに来るなと言われて引き返した」

など、進むと戻れない系の話ばかり。

じゃが、この話はおじいさんの手を掴んで階段を上がったら帰ってこれた、という話なのじゃ( ˘ω˘ )

それに前述の通り、この老人は明らかにわしの手を引っ張って上に上がらせてくれたからのう…

そんな理由もあり、臨死体験と呼んでいいのか未だに謎な夢なじゃ。(言葉的には臨死体験で合っているのじゃがの)

それにしてもあの老人は何者じゃったのか、何を言っておったのか……良く分からないけどありがとね(*ノωノ)←

まあなんにせよ、3つの悪夢とこの老人の出てくる神殿の夢……不思議な夢じゃった。

悪夢もそうじゃが、この夢もあれ以来見ておらん。一度くらい似たような夢を見ても良そうなものじゃが…

さてさて、今回は悪夢が晴れた話じゃった。付き合ってくれてありがとの。

皆はいい夢を見るのじゃぞ!さらばじゃ!( ´∀`)ノシ


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